2007年10月5日金曜日

SEO に適した CMS 導入のための5つのポイント

CMS(Contents Management System)は、HTML や CSS などの技術的な知識がない人ても Web サイトを作成できるため、とても便利なツールである。例えば、CMS で作成できる Blog によって、多くの人が個人サイトを運営できるようになった現状を見ても、その利便性の高さは証明済みだ。

また、CMS はサイト運営者の負担を軽減し、サイト運営の本来の目的である魅力的なコンテンツ作りに集中できることや、それによってサイトの更新頻度を高めるという効果もある。そうしたメリットを考え、最近では CMS の導入に踏み切る企業も増えているようだ。

しかし、このように利便性の高い CMS だが、SEO の観点から見れば必ずしも好ましいとは言えない面もある。

それは導入する CMS の選択を間違うと、検索エンジンから判読されず評価を得られないという最悪の結果を招く場合もあるということだ。

そこで今回は、CMS 導入において SEO で不利を受けないために最低限確認すべき5つのポイントをご説明したい。

1.検索エンジンが判読できるソース構造になっているか

2.テンプレートは SEO を意識したタグの設計になっているか

3.検索エンジンに評価されるファイルの階層構造を作成する仕様になっているか

4.検索エンジンに評価されるファイルの拡張子を作成する仕様になっているか

5.CMS 導入後に臨機応変にテンプレートの修正ができる柔軟性の高い設計になっているか


CMS は最初の設計段階をしっかり行なっておかないと、修正に大幅な費用や時間のロスが発生する場合がある。また、一度導入した後にシステムを変更しようとしても、互換性のないシステムに変更することで、過去に作成したコンテンツを引き継げないといった大きな問題が発生してしまう可能性もある。そのため、導入時にこそ十分な検討が必要だ。

なお、上記5項目を確認する理由についても以下に詳しく説明したので、ぜひ参考にしていただきたい。

1.検索エンジンはすべてのタグを判読できるわけではない。そのため、判読できるソース構造で Web ページを生成する設計になっていることが重要である

2.SEO には検索エンジンから高く評価されるタグが存在し、その効果的なタグに対策キーワードを挿入することによって順位改善が見られる。したがって SEO の観点から好まれるタグをテンプレートに実装することが重要になる

3.検索エンジンには判読しやすい階層のレベルが存在する。また階層レベルによって順位の上がりやすさや対策方法が異なるため、データが深い階層レベルに格納される設計になっているシステムは不適切である

4.検索エンジンは拡張子の種類によって評価が異なる。Google では最近になって一部の拡張子を除きすべての拡張子の評価は同質とするという発表があったが、Yahoo! では依然として拡張子によって優劣が存在する。そのため、作成ファイルが好ましい拡張子になることが重要である

5.国内の主な検索エンジンは Yahoo! と Google の検索エンジンになるが、日々アルゴリズムが更新されている。そのため、テンプレートもその変更内容に即したソース構造に書き換える必要がある。したがって随時修正が行なえる柔軟性の高いテンプレート設計が必要である

0 件のコメント: