2007年10月1日月曜日

検索サービス「Live Search」を刷新,10月末には全世界で利用可能に

米Microsoftは9月最終週,Web検索サービス「Live Search」の新版の運用を開始し,ライバルである米Googleと米Yahoo!を追い上げる。まず数週間は米国ユーザーにのみ新版を提供し,10月末には全世界で利用可能とする(関連記事:Microsoft,「Live Search」の検索エンジンを強化,インデックスを4倍に拡大)。

Microsoft副社長のSatya Nadella氏は「今回のLive Searchリニューアルで,当社の技術陣が特に力を入れたのは,毎月この検索サービスを使ってくれるユーザー1億8500万人にとって最も重要な部分である」と述べる。「検索時の操作性を大幅に改善することができた。われわれはユーザーがどのような情報を検索するのか把握しており,エンタテインメント/ショッピング/ヘルスケア/地域検索という関心の高い分野に取り組んだ。Live Searchの新しい中核プラットフォームを導入することで,ユーザーを増やすとともに,検索するつどロイヤルティを高める計画だ」(Nadella氏)。

Nadella氏の発言したような状況は,実現するだろうか。Microsoftは長年の研究開発活動やLive Searchへの投資といった努力が実を結ばず,Web検索市場で万年3位に甘んじている。それどころか「この期間にMicrosoftの市場シェアは縮小した」とするWeb調査会社が複数ある。しかしMicrosoftは,優れた操作性と,当たり前ではあるが優れた検索結果を提供しさえすれば,顧客を獲得できると信じている。

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