2007年9月20日木曜日

自動登録系リンク集の是非

最近の流行なのでしょうか?

検索サイトでのインデックス更新が行われるたびに、やれ「テーマ関連性の低いリンクの評価が下がった」だの「自動登録系のリンクの評価が下がった」だのと多くのサイトやメルマガで示し合わせたかのように語られています。

先月末のYAHOO!でのインデックス更新後もやはり同様に多くの方が口を揃えてさえずっていました。

ここでいう自動登録系のリンク集というのはYomi-Searchなどを代表とするcgiで作成されたリンク集のことです。
リンクを依頼する側が掲示板に足跡を残すかのように自サイトのリンクを張ることが出来ますので、サイト管理者がリンク集の更新に時間をかけることなく運営できるという利点があります。

でも自動登録系リンク集というのは所詮、掲示板の亜流でしかありません。

人気の高いリンク集であればあるほど過去ログ(カレンダー?)へと追いやられてしまうのです。
そして大抵の場合、過去ログへは検索ロボットの巡回回数が減り、キャッシュすらされなくなる傾向にあります。

そして昨今の検索サイト、特にYAHOO!ではただでさえキャッシュ数、インデックス数が減る傾向にあります。
毎日、全世界では膨大な量のWEBページが作成され続けているのですから当然の対応策ではあるのですが・・・

懸命な読者の皆さんはもうお気づきですね。
自動登録系のリンク集の評価が下がったのではなく過去ログへ追いやられることで、リンクが掲載されたページが検索エンジンの認識しないページへと変貌しているのです。

「どっちだって同じことじゃん」とか考えていませんよね?

自動登録系リンク集の評価が下がったのなら、自サイトを登録する行為自体が無意味です。
ですが認識されにくくなっているというだけで、決して評価基準が下がったわけではないと筆者は考えています。

実際、検索エンジンに評価されている自動登録系のリンク集は存在していますから。

キチンと調査して該当の自動登録系リンク集が検索エンジンにどのように評価されているかを見極めてから、自サイトを登録するようにしましょう。


このようなことを話しますと、必ずといっていいほど

「調査する時間が無駄」

なんてことを、のたまう輩が存在します。

悲しいかなSEO対策に自信のある、そしてある程度SEOに詳しい方(中にはサイト制作業者も)にこそ、この傾向が見て取れます。
ほとんど控え目の病気です。

そのたびに「あぁ、この人もわかっていないんだな」と筆者は感じてしまいます。

※決して言い争うことはしません。持病の高血圧が悪化するだけですから。


調査をする時間が無駄という人間の獲る行動は2種類です。

・最初っから自動登録系のリンク集には登録しない
・数は質を凌駕するとばかりに片っ端から自動登録系リンク集に登録する

「登録しない」を選んだ方は端からSEOを諦めているに等しいです。

そして「数は質を凌駕する」考えの下に「片っ端から登録する」を選ぶ方。
危険な考え方です。
何故なら、これこそがSPAMと呼ばれる行為だからです。

調査することによる時間的な分散が似たようなSEO手法をSPAMとしないキモなのです。

プチ整形やアンチエイジングじゃあるまいし、SEOに「簡単」なんて言葉は無縁です。
ボトックスやエンダモロジー、レーザー脱毛のような特効薬なんてSEOには存在しませんから。

SEO業者に対策を依頼すると何故高額なのか?
人手のかかる手間仕事がほとんどだからです。
スペシャリストによる人件費と考えてもらえば間違いありません。

実は「片っ端から登録する」というSPAM手法を一番おこなっているのはWEBサイト制作業者なのです。
特にデザインハウスがWEBサイト制作の片手間にSEOを行うときにこの手法を多く利用するようです。

経営者の皆さんは「この制作会社ならデザインだけでなくSEOも施してくれる」などと考えて業務を発注するようです。

多くの制作業者はSEOの知識も乏しいくせに「SEOに効果の高いサイトを制作します」なんて謳い文句を騙ります。

だって、そのほうが売れますから。。

キチンと話を聞いて、実績を見せてもらって業者の実力を見極める必要が発注する側にも要求される時代になっているということです。

そのためには発注側でも、にきび面のハナタレ小僧(花粉症?)に等しいエセ業者に騙されないためにSEOを知る必要があります。

業者選定に注意を払うとともに、決して業者任せにしないようにしましょう。

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